サービス残業を強いる会社は優秀なのか?

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日本で社会問題になっているサービス残業。就職する立場で考えればブラック企業に就職するのは是非とも避けたいところですが、株式投資で儲けるためにサービス残業を強いる会社を投資先として検討するのはどうでしょうか?

サービス残業を強いる会社の株を買って儲けるべきでしょうか?

ブラック企業の問題点は以下のとおりです。

・サービス残業を強いる(奴隷のように賃金を払わないで社員を働かせます。当然、労働基準法に違反しています)

・社訓に賛同しないといけない(企業によって異なります)

・言ってることとやっていることが矛盾している(社長によって異なります)

上記の3つが大きな問題として挙げられますが、特に注目したいのが「サービス残業を強いる」という部分です。サービス残業とは、お金を払わないで社員やアルバイトを働かせる方法になります。


実際のところ、中小企業ではサービス残業は珍しくありません。上場企業でもサービス残業を強いているところはあるのです。重要なのは投資家の立場で考えたとき、サービス残業はプラスに働くのか?という部分です。

企業は多くの利益を上げなければいけません。たくさん利益を上げて、投資家に利益を還元するという義務があるのです。資本主義社会で生き残っていくために、残業代を出さないで社員を働かせるという発想が生まれるのは必然かもしれません。

サービス残業を強いるメリットは以下のとおりです。

・人件費が抑制できる

・人を多く雇う必要がない

サービス残業の1番大きなメリットは人件費が抑制できることでしょう。会社を経営している立場から考えると、できるだけ人件費は抑えたいと考えます。人件費という名の支出は減らせば減らすほど利益率が高くなるので、会社は大きく儲けることができます。

これは投資家にとっても大きなメリットになるでしょう。多額の利益を上げている会社は配当金の増配が期待でき、株価が向上する要因になるので社員を強制的にサービス残業させるのは経営効率を考えると悪くないやり方です。(ただし、思いっきり法律に反しています)

人件費を抑制して、できるだけ安くお客様に商品を提供すれば、お客様の満足度も高まります。中には1人あたりの作業量を増やす目的でサービス残業を強制している会社もあるのです。


ここまで羅列すると良いこと尽くめのように思えますが、当然デメリットも存在します。サービス残業を強いるデメリットは以下のとおりです。

・社員の不満度が高まる

・会社のイメージが悪くなる(特に上場企業であればなおさらです)

・明らかに法律を無視している(残業代を請求されたらどうするのでしょうか?)

・離職率が高くなる

以上の4つがサービス残業を強いるデメリットになります。

投資家の立場として考えると、「会社のイメージが悪くなる」というのは見逃せません。会社の悪いイメージが世間に広まると客離れの原因になってしまい、売り上げが落ちる可能性も考えられます。

また、離職率が高いというのも問題です。離職率が高いということは、次の時代を担う優秀な若手社員を引き止めるのが難しくなってしまうからです。そうなると会社の成長を期待するのも難しくなってしまいます。人がいて会社が成り立つのですから、優秀な社員が多く在籍しているのは伸びる会社の特徴になります。

こうして見ると、デメリットとメリットが完全に分かれている印象があります。実際にサービス残業を強いる会社が長続きするのか疑問に感じる人も多いでしょう。

人を人として扱わない会社が存在する意味はあるのでしょうか? 

利益追求主義に走るのも経営方針の1つになりますが、社員軽視の経営方針を貫いていると優れた人材を獲得するのが難しくなるというデメリットがあります。

しかし、実際のところ世間でブラック企業と言われている会社でも、着実に利益を出している会社が存在するのは事実です。人件費を抑制するという部分で考えると、ある意味堅実な経営をしていると言えるでしょう。

サービス残業を強いる会社は、メリットだけを見ると投資先として優秀だと考えられます。それは効率的な経営ができているからです。

しかし、本当にそのような経営を続けている会社が長く発展するのでしょうか? 将来性という観点で考えると、サービス残業を強いる会社は未知数であると言えるのです。

経営効率を評価して、サービス残業を強いる会社に投資するか否かはあなた次第になります。


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